LaTeXの(簡単な)構造

先日テンプレをあげたのですが今回はその大枠構造についてです.

⚠️高二の夏からかれこれ6年以上一応使っているので多分そこそこ知ってる人のメモです. なのでところどころ抜けている可能性があります. これについてほしいとかあったらコメント等ください. また, インストールについては適当にサイトを参照してください.
最初は絶望的に時間かかるけどがんばろう!

基本的にコピペでやっていくとスペルミスを防げるのでおすすめです. またインストールしたエディタやっていてLaTeX打ちに慣れてきたらVScodeやオンラインエディタ移るのがいいと思います. ちょっとコマンドを打つとサジェストがあるのでおすすめです.

大枠の構造

テンプレではだいたい以下のような感じになっています. まとまりを色分けしました. まとまりの順番を変えるとエラー吐くので間違えないように気をつけましょう.

\documentclass[10pt, a4paper, titlepage]{jsarticle}

\usepackage{必要なものを羅列}

\title{サンプル}
\author{氏名}
\date{\today}

\begin{document}

\maketitle

\tableofcontents %目次

\section{Introduction}
\subsection{あああ}

\end{document}

それぞれについてまとめていきます.

\documentclass について

ここで書式を指定します.

\documentclass[文字サイズなどのオプション]{日本語などの文書クラス}
\documentclass[10pt, a4paper, titlepage]{jsarticle}

レポートならこれで基本事足りると思います.
スライドのときはもちろん変わります.
調べたらいろいろ出てくるので必要なものを使います.

\usepackage について

TeXではソフトに入っている設定を宣言して呼び出して使います.
たま〜にインストールが必要なときがあります.

必要あれば\usepackage入れよう!忘れないで〜

少し例をあげておきます.

\usepackage{pgfplots}
TeXの描画パッケージ:TikZ/pgfを利用してTeXにグラフを描画するパッケージ. gnuplotを使う場合と違ってTeXソース内部で表の設定ができる.

\usepackage{bm}
太文字にしたいときに使うパッケージです.

\bm{ここに入っているものが大文字になる}

\usepackage{comment}
長文や改行を含むときに使うパッケージです.
一行だけなら%を使うことが多いです. %以降に書いた文章がコメントアウトされます.

\begin{comment}
ここに入っているものがコメントアウトされる.
\end{comment}

他にもpackageはたくさんあるので必要なものがあったら使っていきましょう.

本文

\begin{document} 
ここの間本文を書いていきます.
 \end{document}

\usepackage{}とかは\begin{document} 以前に書こう(必ず)
↑最初のうちは間違えがち

タイトルの作り方

\title{サンプル}
\author{氏名}
\date{\today}

\begin{document}
\maketitle

の順番を守るの大事です. \maketitleのある場所にタイトルがつくられます.

titlepageなしの場合

タイトルページとして別ページにしたいときは
\documentclass[10pt, a4paper, titlepage]{jsarticle}
というようにtitlepageを書式で入れると別になります.

titlepageありの場合

目次の作り方

\tableofcontentsを\maketitle(タイトルあれば)のあとに入れます.

\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents %目次

ちなみにこの赤枠はクリックするとその場所にジャンプできまっせって意味です.

デフォルトの設定でやるとsectionとsubsectionまで表示されます.
本文中でsubsubsectionを使っていて, その階層まで目次に書きたい...
そんなときはプリアンブルに,

\setcounter{tocdepth}{3}

と追加すればok.

プリアンブル:\documentclass と 文章が始まる\begin{document}の間のこと.

数字はそれぞれ

0 chapter
1 section
2 subsection
3 subsubsection

に相当します.

まとめ

今回は大枠の構造とそれぞれの説明を少ししました. 階層の理解と順番を間違えてはいけないもの何かを理解することは最初のうちにしっかり身につけるとエラーが減るのでおすすめです.